内部障がいの方
(心臓・腎臓・肝臓・呼吸器・ぼうこう・直腸・小腸)
へのアドバイス
内部障がいの方(心臓・腎臓・肝臓・呼吸器・ぼうこう・直腸・小腸)は、「医療設備」「勤務時間の調整」「体力的な配慮」が働く上で重要なチェックポイントとなります。健康管理室や産業医の有無などの『働く環境』、通勤時間や通院への配慮といった『各種制度』、体力的な負担を考慮した『仕事内容』の3つから、事前に確認しておきたいポイントをチェックしましょう。
まずは『職場環境』を
確かめましょう。
突然の体調不良に対応できる職場環境かは、
内臓障がいの方にとって重要なポイントです。
「健康管理室」の有無
仕事中の体調不良などに備えて、健康管理室を用意する企業があります。また、健康管理室以外にも、血圧計や心電図、AEDなどの医療機器の有無もあらかじめ確認しておくと安心です。
「産業医」「看護師」は在籍している?
企業によっては産業医や看護師が在籍する場合があります。また、たとえ常駐しなくても定期的に勤務し、社員向けに健康相談などを行う企業もあります
安心して勤務するための
『各種制度』を確かめましょう。
入社後、長期的に働くためには体調管理が不可欠です。
体調管理にも直結する各種制度の有無を確認しましょう。
「出勤時間帯の調整」はできる?
体調に不安がある場合などで通勤ラッシュの混雑を避けたい場合は、フレックスタイム制度などの出勤時間帯を調整できる制度があると、安心して勤務できます。
「勤務時間内の通院」は可能か?
定期的な通院が必要な方は、正直に企業に相談しましょう。有給休暇を利用する他、制度として勤務時間内の定期通院を認める企業もあります。
長く勤務するためにも
『仕事内容』を確かめましょう。
せっかく働くのですから、長く継続して勤務したいものです。でも体力的に無理があると、長続きしません。体力的に求められることなど、仕事内容を確認しましょう。
「体力」が必要な業務なのか?
階段の使用を伴う、長時間立ち仕事をする、あるいは重い荷物をもつなど、体力を必要とする業務内容かどうかを必ず確認するようにしましょう。
「仕事の分担」ができる業務か?
通院や急な体調不良などで一時的に仕事に従事できない場合が出てくる可能性があります。そんな場合は周囲の協力が不可欠です。業務分担ができる体制かなどの確認をしておきましょう。
「残業」はどのくらいあるか?
長時間労働は身体に大きな負担をかけることになります。体力に不安があり残業などの長時間労働が難しい場合は、残業の有無、ノー残業デーの有無などを確かめましょう。
採用担当者にどのように障がい内容を伝えるか?
就職活動で大切なのが、採用担当者に自分の障がい内容を的確に伝えることです。皆さんの働く姿を採用担当者がイメージしやすいように「何ができるか」「何ができないか」を具体的に伝えましょう。
POINT1 通院の頻度をあらかじめ伝えておこう。
定期的に通院しなければならない方は、その頻度を採用担当者に伝えておきましょう。月に何回ぐらい、または体調不良などで突発的に通院する場合もある旨を知らせましょう。
POINT2 体力的にできることと、できないことを的確に伝える
業務内容でも多少変わりますが、連続の労働時間はどのくらいか、重たい荷物を持てるか、また立ち仕事の場合はどのくらいの時間が限界かなど、できるだけ具体的にわかりやすく伝えるようにしましょう。
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