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上肢・下肢・体幹・運動障がいの方へのアドバイス

上肢・下肢・体幹・運動障がいの方が企業を選択する上で最も重要なのが通勤面です。希望通りの勤務地だったとしても、通勤時間や手段、最寄駅から就業場所までの道のりによって長く働くことが困難となるかもしれません。『職場環境』、『各種制度』、『仕事内容』の3つから、事前に確認しておきたいポイントをチェックしましょう。

設備や機器などの
『職場環境』を確かめましょう。

職場や勤務地周辺の施設、設備は、上肢・下肢・体幹・運動障がいの方が長期的に勤務する上で重要なポイントです。事前に確認しましょう。

「自動車通勤」はできる? (下肢・体幹・運動障がい)

公共の交通機関を利用した通勤が難しい場合、自動車通勤が可能かどうかは重要なポイントです。勤務地、近隣に駐車場があっても「不可」としている企業もあるため、事前に問い合わせましょう。

「通勤経路」は? (下肢・体幹・運動障がい)

駅から勤務地までの乗車時間、乗り換え回数をチェックしましょう。平時とラッシュ時では混雑状況、時刻表が全く違います。毎日の乗り換えだけで身体に負担がかかるかもしれません。しっかり確認しておきたいところです。

パソコンの「入力支援機器」などはある? (上肢障がい)

上肢障がいの方は、パソコンで入力する際の各種入力支援ソフトなど、支援機器の有無を事前に確認しましょう。現時点では支援機器がなくても、入社時に導入してくれる場合もあります。

長期的に勤務するために『各種制度』の、
有無を確かめましょう。

企業によっては社員をサポートする様々な制度が用意されています。
長く働くためにもどのような制度があるか確認しておきましょう。

「出勤時間」の調整はできる? (下肢・体幹・運動障がい)

出勤時間の調整ができるかどうかは、長く働く上で重要なポイントです。ラッシュ時を避けることで身体への負担を減少することができます。制度化されていなくても、企業によっては相談できることもあります。

「勤務時間」の調整は?(上肢・下肢・体幹・運動障がい)

通院などが必要な場合、「1日の勤務時間」を調整できる制度を設ける企業もあります。また、週単位や月単位での調整を行う企業もありますので、定期的な通院がある場合など、事前に確認しましょう。

スムーズに業務を進行するために
『仕事内容』を把握しましょう!

仕事を滞りなく進めるためには、周囲のサポートや工夫が必要となるかもしれません。業務内容を確認し、自分にとってできないことがないか、考えてみましょう。

「重たい荷物」を持つ機会はある? (上肢・下肢・体幹・運動障がい)

まずは自分がどの程度の重さまで持つことができるかを自覚し、重たい荷物、大きな荷物を運ぶ機会があるか、確認しましょう。業務上必要な場合は周囲のサポートが不可欠となります。

「ボイスレコーダー」等の使用許可は?(上肢障がい)

普段の業務では問題がなくても、会議中などで素早くメモを取るのが困難なケースがあります。そんな時は、会議内容を録音しても良いか相談しましょう。秘密保持の観点から、会議中の録音ができない場合もあります。

採用担当者にどのように障がい内容を伝えるか?

就職活動で大切なのが、採用担当者に自分の障がい内容を的確に伝えることです。皆さんの働く姿を採用担当者がイメージしやすいように「何ができるか」「何ができないか」を具体的に伝えましょう。

POINT1 持ち運び可能な重さ

自分が持ち運ぶことができる荷物の量を、具体的に伝えましょう。書類やノートパソコンなど、仕事で使う荷物を例に挙げれば採用担当者もイメージしやすいと思います。

POINT2 移動の際に杖などの器具を利用するか

下肢・体幹・運動障がいの方が働く上で、常に杖などの器具を利用するかがポイントとなります。オフィス内の通路の広さ、段差の有無などによって、歩行に影響する可能性があります。具体的に伝えることで、通路に物を置かないなどの気遣いをしてくれる企業もあります。

POINT3 移動距離の限界を伝える

仕事内容やオフィス環境によっては、業務中の移動が多い場合もあります。そこで、どの程度の移動なら問題ないかを採用担当者に伝えましょう。例えば、「〜mほどの移動、〜分ほどの連続歩行は問題ない」など、具体的に伝えましょう。

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