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東京都ソーシャルファーム事業とは

ソーシャルファーム創設を促進するために支援を行う

東京都と公益財団法人東京しごと財団は、障害者や一人親などの就労困難者を相当数雇用する「ソーシャルファーム」(社会的企業)の創設を促進するため、一定の基準を満たした事業所を認証し、財政的支援などを行う東京都ソーシャルファーム事業を開始しました。

ソーシャルファームとは、自律的な経済活動を行いながら、障害者などの就労に困難を抱える方が必要なサポートを受け、他の従業員と共に働いている社会的企業のことです。
東京都では「都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例」に基づき、ソーシャルファームの創設および活動の促進に向けて取り組んでいます。

同条例では、以下の事項を満たす社会的企業をソーシャルファームと規定しています。

・事業からの収入を主たる財源として運営していること。
・就労に困難を抱える方を相当数雇用していること。
・職場において、就労に困難を抱える方が他の従業員と共に働いていること。

東京都ならびに東京しごと財団はソーシャルファームの創設および活動を支援するため、2020年6月17日に公表した「東京都ソーシャルファームの認証及び支援に関する指針」に基づき、都の支援対象となるソーシャルファームを募集して認証を行っています。
都から認証を受けたソーシャルファームを運営する事業者は、事業所の改修費や運営費に対する補助等の支援を受けることができます。

支援センターを開設し、さらなる雇用拡大を図る

東京都および東京しごと財団が認証ソーシャルファームに対して行う主な支援の内容は以下の通りです。

・経営や就労困難者の雇用・定着に係る相談・助言
・事業所の改修費や備品購入・設備導入費等の整備・改修費等や、事業所の賃借料や就労困難者の人件費等の運営費に対する助成

運営費については、都の認証基準を超えて就労困難者と認められる者を雇用した場合、補助限度額に加算があります。

この10月、「ソーシャルファームの認証」および「ソーシャルファーム支援事業補助金」の募集が行われました。それに伴い、東京しごと財団では10月30日、東京都千代田区に「ソーシャルファーム支援センター」を開設。就労困難者と認められる方の雇用ノウハウの提供や、ソーシャルファームの認証基準、支援策等の情報提供を行っています。また、東京都の認証を受けたソーシャルファームに対しては、経営や就労困難と認められる方の雇用に関する相談・助言等を行っています。

このソーシャルファームを支援する取り組みは、障害者など、就労困難者の雇用拡大と自立を進め、地域の産業や雇用に貢献することを通じて、ダイバーシティの実現を図ることを目的としています。

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