職業準備支援ってどんな支援なの?
求職活動の前段階から幅広い支援が受けられます
「職業準備支援」とは、高齢・障害・求職者雇用支援機構が提供する「企業などで働くこと、働き続けること」を目的とした支援です。一人ひとりの状況に応じて目的を明確にしてから、具体的な支援に移行するというものです。
支援内容は障害者の目標に応じて変わります。例えば、「自分に合った働き方を見つける」「求職活動に役立つ知識を身につける」「職場で必要なコミュニケーションの方法を身につける」など、いろいろな目的が考えられます。「働き方」を見つけるのであれば、様々な作業を通して自分に合った仕事を探すための支援を行います。「求職活動に必要な知識」や「コミュニケーション方法」であれば、履歴書の書き方や面接の受け方などの講座やロールプレイやグループミーティングなどで習得することが可能です。
ジョブコーチ支援などにつなげ、職場定着を強化する。
また「職業準備支援」には、精神障害者を対象にした対人技能や簡易作業体験などの講座を受講することもできます。また、平成25年度からは発達障害者を対象にした対人技能や作業マニュアル作成、問題解決技能、ストレス対処法などの講座を受講し、社会生活技能や作業遂行近力の向上をめざしています。
この「職業準備支援」終了後は、ハローワークでの職業紹介やジョブコーチ支援等につなげていきます。ジョブコーチ支援とは、雇用の前後にジョブコーチと呼ばれる専門家による職場適応のための具体的な支援を行うものです。