Top > 「障害者向け交流会」と「企業向け勉強会」

障がい者雇用の現状を知るウェブサーナレポート5つのポイントから障がい者雇用の現状を紹介します
制度からみる
データからさぐる
事例から考える
支援策から知る
イベント取り組みを知る

「障害者向け交流会」と「企業向け勉強会」

アビリンピックで好成績を収める愛知県

2018年11月、沖縄県で開催された「アビリンピック2018」。対象は15歳以上の障害者で、参加者は互いに技能を競い合います。障害者の職業能力の向上、そして障害者に対する理解を深め、その雇用促進を図ることを目的とし毎年開催される同大会は2019年で39回目を迎えます。機械CADやDTP、パソコン操作など計22種目が競われた沖縄大会において、メダル獲得数全国1位という成績を収めたのが愛知県です。

沖縄大会での好成績もあり、障害者雇用への意欲が高まりをみせる中、愛知県では「アビリンピック2019・2020」の2年連続開催が決定しています。
また、これら一連の障害者雇用の気運を浸透させるため、2019年1月に「障害者向け交流会」と「企業向け勉強会」が開催されます。

障害者と企業、双方に向けた取り組み

愛知県では、障害者雇用促進事業として「求職中の障害者」と「障害者雇用を検討している企業」を一体的に支援するための取り組みを行っています。特に、精神・発達障害者への支援を目的に「障害者向け交流会」や「企業向け勉強会」などを複数回にわたり開催しています。

「障害者向け交流会」は2018年に計4回、2019年は1月14日に開催されました。対象となるのは、学生の方、求職中の方、転職しようかと悩んでいる方です。初めての方やおひとりでの参加も可能となっています。
この交流会では、「僕らはつながっている」をテーマとして、障害のある方が就職や職場で感じる大変さ、失敗した経験などを話し合い、意味づけすることで「あなたらしさ」を自己理解することを目的としています。
また、就職活動を支援するためのアドバイスや情報交換を行い、就職をめざす仲間や、障害と共に働く仲間と一緒に、「あなたらしい働き方」を見つけることをできます。
「企業向け勉強会」は2019年1月18日に開催。また、2018年8月から3回にわたり開催されました。障害者雇用に係る基礎的な知識や雇用事例などを学び、「障害者が働いているイメージができない」「採用したけど定着しない」などの問題について、ケーススタディを重ねながら、企業側の障害者雇用をサポートすることを目的としています。
障害の内容によっては、「できること」と「できないこと」や、「どのくらいのストレスになら耐えられるか」 、「どのくらいのプレッシャーに耐えられるのか 」が外見からはわからないことも多いです。このことが、企業が障害のある方の採用を躊躇する原因の一つになる場合があります。
今年度の企業勉強会では、「個々の企業ごとの個別課題の解決」をテーマに行われました。大勢で講演等を聴くような、一方的なセミナー形式ではなく、小規模で開催することによって、企業ごとの具体的な課題解決につなげるような勉強会形式です。
また、企業が障害者を採用したときにどのような支援機関を活用したのか、採用後の注意点や対処の方法など、実例を中心に障害者雇用に関する多くの事例を提供、紹介することによる参加企業間での情報交換がなされました。
なお、運営には障害のあるスタッフも参加し、実際に話すことで障害特性を知ることが出来る機会にもなりました。

制度からみる
データからさぐる
事例から考える
支援策から知る
イベント取り組みを知る

先頭