雇用障害者数、50万人を超える
令和元年 障害者雇用状況の集計結果が発表
厚生労働省から2019年の「障害者雇用状況の集計結果(以下、集計結果)」が発表されました。これは、毎年6月1日現在の身体障害者・知的障害者・精神障害者の雇用状況について、障害者の雇用義務のある事業主などに求めた報告を集計したものです。今回の集計結果の主なポイントをご紹介します。
<民間企業>(法定雇用率2.2%)
■雇用障害者数、実雇用率ともに過去最高を更新。
・雇用障害者数は56万608.5人、対前年4.8%(2万5,839.0人)増加
・実雇用率2.11%、対前年比0.06ポイント上昇
■法定雇用率達成企業の割合は48.0%(対前年比2.1ポイント上昇)
実雇用率は2%に達し、雇用障害者数は50万人超
前述のとおり民間企業に雇用されている障害者の数は50万人を超え、16年連続で過去最高となっています。内訳は、身体障害者は35万4134.0人(対前年比2.3%増)、知的障害者は12万8383.0人(同6.0%増)、精神障害者は7万8091.5人(同15.9%増)と、いずれも前年より増加。
また、実雇用率は2%に達し、8年連続で過去最高となっています。法定雇用率達成企業の割合は48.0%と、昨年の45.9%から2.1ポイント増加しています。
法定雇用率達成企業の規模別の割合は、45.5〜100人未満が45.5%(前年は44.1%)、100〜300人未満が52.1%(同50.1%)、300〜500人未満が43.9%(同40.1%)、500〜1000人未満が43.9%(同40.1%)、1000人以上が54.6%(同47.8%)となり、全ての規模の区分で前年より増加した。