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福岡県が認定する「障がい者応援まごころ企業」

障害者の自立を応援する企業を認定する制度

障害者の自立を支援するため、各地方自治体では独自にさまざまな取り組みを行っています。福岡県では障害者の社会参加、経済的自立を支援するため、2014年から全国で初めて「障がい者応援まごころ企業認定制度」を創設しました。創設から毎年度、認定企業の募集と認定をしております。今年は2018〜2019年度の認定企業が決定されます。

福岡県では、障害者就労施設等で働く障害のある方が心を込めてつくる物品や役務を総称して「まごころ製品」と名付けています。その売上げは障がいのある方の収入向上となり、経済的自立へとつながります。

この「まごころ製品」を、県内の障害者就労施設等から年間10万円以上購入した企業を「障がい者応援まごころ企業」として認定する制度です。認定企業の特典として、認定証やシンボルマークの交付(ステッカー、マグネット、電子データ)を行っています。また、協力金融機関による融資の優遇、認定企業のPRとして福岡県ホームページ等に認定企業一覧を掲載しています。

物品だけでなく役務も「まごころ製品」の対象に

「障がい者応援まごころ企業」認定の対象となるのは、福岡県内に本社または事業所(※県内に本社がある法人は本社が対象となり、県外に本社がある法人は県内の事業所等が認定対象)を有し、以下の(1)および(2)に該当する企業としています。


(1)障害者就労施設等(障害者就労施設等(就労移行支援事業所、就労継続支援事業所[A型・B型]、生活介護事業所、来世も障害者支援施設、地域活動支援センター、小規模作業所、特例子会社、重度障害者多数雇用事業所、在宅就業障害者等)から1年間に10万円以上の「まごころ製品」を購入・調達し、当該施設から推薦を受けていること。

(2)従業員規模50人以上のき企業については、障害者雇用促進法に基づく法定雇用率を達成していること。(直近の「障害者雇用状況報告書」の写しを提出)


この「まごころ製品」には以下のようなものが該当します。

【物品】
・パン[弁当、お茶、野菜、加工食品(ドレッシング 他)]
・お菓子[紙製品(はがき、便箋など)、陶磁器、文房具、木工製品]
・お酒[小物製品、縫製品、日用雑貨、園芸品]

【役務】
・印刷関連(名刺印刷、封筒印刷、チラシ印刷、伝票印刷、製本)
・清掃作業(マンション、ビルの共用エリア、店舗、事務所、トイレ、駐車場)
・軽作業(商品の袋詰め、チラシの封入、封筒作成、商品の箱詰め、シール貼り、・製品等の組立、製品等の仕分け、製品等の検品、タオルのたたみ作業)
・ホームページ作成
・ポスティング
・除草作業
・緑化作業
・リサイクル作業

福岡県の「障がい者応援まごころ企業認定制度」のような取り組みが、今後、全国の地方自治体でも積極的に展開されれば、障害者の所得向上を図るとともに、障害者雇用の拡大にもつながる効果的な制度となるでしょう。

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