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CSR報告書は企業の成績表?

企業の障害者への取り組みがわかるCSR報告書

CSR(Corporate Social Responsibility)とは、「企業の社会的責任」を意味します。企業が利益の追求や株主への配当だけでなく、組織活動が社会に与える影響を考え、従業員や取引先・消費者・投資家・地域社会などのステークホルダー(利害関係者)の要求に対して社会の一員として適切な意思決定をし、責任を果たしていくことを指しています。CSRは、人権・労働・環境・腐敗防止などの社会的責任を果たし、社会からの信頼を得ながら、企業価値を向上させていくという考え方に基づいています。このような考えのもと、社会に向けて企業が行う取り組みをまとめているのがCSR報告書になります。
その社会的責任には、当然のことですが障害者に対する取り組みも含まれています。そのため、多くの企業のCSR報告書では、女性の登用や障害者雇用の取り組み、実績についても報告されています。

CSR報告書をホームページなどでチェックしよう

企業のCSR報告書、特に大手企業のものをみてみると、ノーマライゼーションの実践をめざして、本社・支店、事業所、工場、店舗など、幅広い職場で多くの障害者を雇用している企業が数多くあることがわかります。法定雇用率の改正もあり、現在の民間企業の法定雇用率は2.2%ですが、3.0%以上を達成している企業があるなど、障害者雇用に対する積極的な姿勢をうかがい知ることができます。

また、参考となる資料の一つとして、東洋経済新報社が発表している「CSR企業総覧」があります。そのなかでは、障害者雇用率の高い企業をランキング形式で掲載。障害者の雇用率と雇用数を知ることができます。2019年版「CSR企業総覧」では、2017年度の障害者雇用率が高い順に上位100社が掲載されました(「CSR企業総覧(雇用・人材活用編)」2019年版掲載1501社のうち障害者を3人以上雇用している1018社が対象)。雇用率上位10社は、4%を超えており、最も障害者雇用率が高かった企業は20.92%という結果でした。

このようにCSR報告書は、企業の障害者雇用の推移や具体的な取り組みがわかる貴重な資料です。ぜひ、就職を希望する企業のCSR報告書をホームページなどでチェックしてみましょう。

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