内閣府の令和4年度「障害者週間」のイベントが開催
毎年、開催される「障害者週間」とは
「障害者基本法」に基づき、毎年12月3日から12月9日までの期間が「障害者週間」と定められています。この「障害者週間」では、障がい者が社会、経済、文化、その他のあらゆる分野の活動に積極的に参加することなどを促進するため、国や地方公共団体が民間団体などと連携して「障害者週間」の期間を中心に、障がい者の自立および社会参加のためのさまざまな取り組みを実施しています。
「障害者週間」のポスターには、「障害のある人とない人がお互いに尊重して支えあう『共生社会』に実現を目指して」というキャッチフレーズが明記されており、内閣府が開催する主なイベントとしては、「障害者週間」作品展、「障害者週間」ワークショップ、「障害者週間」オンラインセミナーがあります。
作品展、ワークショップなど多彩なイベントを開催
まず、令和4年度「障害者週間」作品展では、「障害者週間のポスター」の全推薦作品79点を原画で発表、併せて最優秀賞作品や令和4年度「心の輪を広げる体験作文」最優秀賞作品4編も展示。ポスター部門では小学生区分と中学生区分でそれぞれ最優秀賞作品の2作品が発表されました。同様に作文部門は、小学生区分、中学生区分、高校生区分、一般区分の4区分で最優秀賞作品が選ばれました。
また、「障害者週間」ワークショップは、体験をテーマに障がいの特性を知ってもらうための疑似体験、障がい者のための器具やバリアフリーに配慮された商品の実演や使用体験などのワークショップを開催しました。今年は東京駅のイベントスペース「スクエアゼロ」で、特定非営利活動法人 ホープの「手話・アイマスク体験に挑戦しよう!」、公益財団法人 日本盲導犬協会の「人と盲導犬が笑顔で歩く社会へ〜盲導犬のこと、もっと知って〜」、市川手をつなぐ親の会 キャラバン隊『空』の「不自由さを体験してみよう!」、東京大学先端科学技術研究センター 当事者研究分野熊谷研究室の「自閉スペクトラム症の視覚世界を疑似体験しませんか?」などのワークショップが開催されました。
そして「障害者週間」オンラインセミナーでは、障がいおよび障がいのある人に関する理解を促進するため、さまざまなテーマのセミナーが開催されました。その中には、公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会の「発達障害児の読みを支援するデジタル図書『マルチメディアデイジー図書』」、公益社団法人 日本発達障害連盟の「こどもをめぐって考える〜障害とこども家庭庁〜」、特定非営利活動法人 全国言友会連絡協議会の「吃音の理解と支援」など、多彩なオンラインセミナーが行われました。