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東京都が新しい「東京都障害者・障害児施策推進計画」を策定

東京都障害者・障害児施策推進計画を策定

東京都のホームページによると、東京都では障害者の取り巻く環境に対応し、障害者施策のいっそうの充実に取る組むために、令和3年度から令和5年度までを計画期間とする、東京都障害者計画」「第6期東京都障害福祉計画」並びに「第2期東京都障害児福祉計画」として「東京都障害者・障害児施策推進計画」を策定したことを発表しています。

この計画は、障害者施策を総合的に展開するため、計画の基本理念、広範な施策分野のわたる施策目標や、その達成に向けての取り組みを明記しています。また、新たな成果目標を掲げ、必要な障害福祉サービス等の提供体制を確保することも明らかにしています。

そこで、「東京都障害者・障害児施策推進計画」の計画のポイントとして、「計画の基本理念」と「施策目標と取り組み」を取り上げることとします。

計画の「基本理念」と「施策目標と取組」

まず、「計画の基本理念」では、次の3つの理念を掲げています。それが「全ての都民が共に暮らす共生社会の実現」「障害者が地域で安心して暮らせる社会の実現」「障害者がいきいきと働ける社会の実現」です。

こうした基本理念を実現するために、5つの施策目標と取組も掲げています。それが「共生社会実現に向けた取組の推進」「地域における自立生活を支える仕組みづくり」「社会で生きる力を高める支援の充実」「いきいきと働ける社会の実現」「サービスを担う人材の養成・確保」です。これらの施策をさらに具体的にみていきましょう。

まず、「共生社会実現に向けた取組の推進」では、障害者差別の解消の推進、障害及び障害者への理解促進と心のバリアフリー推進とともに、情報バリアフリーの推進、障害者のスポーツ・文化芸術活動や生涯学習・地域活動などへの参加推進が掲げられています。2番目の「地域における自立生活を支える仕組みづくり」では、入所施設・精神科病院から地域生活への移行促進とともに、地域生活基盤と相談支援体制の整備など、障害者が地域で安心し、自立生活が送れることをめざしています。

「社会で生きる力を高める支援の充実」では、障害特性や成長段階に応じた適切な支援を提供するとともに、特別支援教育の充実を図ることなどを掲げ、「いきいきと働ける社会の実現」では、障害者の企業などへの一般就労と職場定着を支援するとともに、福祉施設の受注拡大と賃金向上を図ることで、障害者がイキイキと働ける社会の実現をめざしています。
そして「サービスを担う人材の養成・確保」では、障害者が身近な地域でサービスを利用できる体制整備とサービスの質の向上を図るために、人材の確保・育成・定着を進めることを挙げています。

このように広範な分野で施策とその目標を掲げる東京都の障害者の取り巻く環境が、さらに良くなることが期待されています。

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