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障がい者雇用の現状を知るウェブサーナレポート5つのポイントから障がい者雇用の現状を紹介します
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職業リハビリテーションとは

職業リハビリテーションとは障害者の雇用を助ける制度

職業リハビリテーションとは、障害があることで職業に就くことが困難になっていたり、就業を維持していくことが難しくなっている人にも、職業を通じた社会参加と自己実現、経済的自立の機会を作り出していく取り組みです。

具体的な内容は以下になります。

・対象
法に基づく障害者手帳の所持者に限らず、身体的、知的、精神的な理由により援助が必要と思われる人はすべて含みます。
・方法
職業相談、職業指導、職業評価、職業訓練、職業紹介などの職業的なサービスのほかに、職業生活に就きそれを維持向上させるために必要な福祉的な方法も含みます。
・目標
企業や官公庁での雇用、自営、福祉的就労など、収入を得る目的で生産活動に従事するあらゆる活動を含みます。

障害者の職業生活における自立に向けての方法として、職業相談、職業指導、職業訓練、職業紹介などがあり、それぞれの詳しい内容について紹介します。

・職業相談/職業指導
仕事を行う上での能力やスキル、特性を確認し、支援計画を作成します。相談を受け付けている機関には、障害者職業センターやハローワーク、障害者就業・生活支援センターがあります。
・職業訓練
仕事を行う上で必要となるスキルの訓練を行います。具体的には、ビジネスマナーやPC操作スキル、体調管理の仕方などさまざまです。就労移行支援事業所や障害者職業能力開発校などを利用することで職業訓練を受けることができます。
・職業紹介
一人ひとりの適性に合わせ、就職先を探します。中心となるのはハローワークですが、障害者職業センターや就労移行支援事業所などでも、ハローワークと連携して求人情報を得ることができます。

就業支援基礎研修

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構では、労働、福祉、医療・保健、教育等の関係機関において、実務経験をお持ちの就業支援担当者の方を対象として、新たな課題やニーズに対応した知識・技術の向上を図るための「就業支援課題別セミナー」を実施しています。そのセミナーの一貫として、職業リハビリテーションの基本的知識・技術等の習得を目的に、「就業支援基礎研修」を行っています。

就業支援基礎研修について詳しくみてましょう。

■目的
効果的な職業リハビリテーションを実施するために必要な基礎的な知識・技術の修得
■対象者
福祉、教育、医療等の関係機関において障害のある人たちの就業支援担当者
■内容
・就業支援のプロセス:講義と演習形式で、就業支援のプロセス、職業相談の実施方法、職業準備の考え方、職業準備向上のための支援の実施方法、就労移行支援のためのチェックリスト等の実施方法等を学びます。
・障害特性と職業的課題:講義形式で、身体障害および高次脳機能障害の障害特性と職業的課題、支援上の留意事項などを学びます。
・障害者雇用支援施策:講義・意見交換形式で、求職活動支援および定着支援などの実施方法・留意事項、受講者の所属機関における各種支援の取組などを学びます。
・ケーススタディ:意見交換形式で、意見交換を通じて、具体的な支援のプロセスや支援方法、支援における関係機関との連携の実際等について学びます。
■会場
全国各地域の障害者職業センター

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