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OB/OG仕事情報先輩社員のインタビュー情報をご紹介
新しく仲間になる人たちへのメッセージ
S.Morishima2016年入社/IT関連職
正社員
聴覚障がい
休日の過ごし方
日々の暮らしに役立つシステムを作る。
コロナ前は出かけることが多かったのですが、ここしばらくは自宅で興味のある技術について調べたりする時間が増えました。今は市販のIoTキットを使って、来客がインターフォン越しに話したことを音声変換ツールを介してテキストデータで出力するシステムをつくっています。宅配業者さんなどが何をしゃべっているのか聞き取りにくいので、これで改善できればいいなぁと思いつつ楽しみながらやっています。
※CI/CD:「Continuous Integration/Continuous Delivery」の略で、ソフトウェア開発手法の一つ。自動でテスト・デバッグ・統合を絶えず繰り返すことで、部分的な仕様変更があってもソフトウェア全体を常にリリース可能な状態に保つことができる。
Q.現在のお仕事は?
新しい開発手法の導入を支援し、国家プロジェクト推進にも貢献。
あらゆる業界が激しい変化の真っ只中にあります。「こういうものをつくったら、こういう層にこれだけ売れる」という見通しが立てにくいこの時代に、従来型の数年スパンで行われるシステムの設計開発や運用方法がマッチしないケースが増えています。市場や現場のニーズの変化に、素早く柔軟に対応することが難しいからです。
それぞれの現場で本当に求められている機能やサービスとは一体何か。それを見極めつつ段階的につくり込んでいく開発手法に切り替えたいという声が、お客様と社内のエンジニアたちからあがっています。こうした要望に対してアジャイルやマイクロサービス、CI/CD(※)などスピーディーな機能改善を可能にする開発手法の導入提案や、導入後の運用を支援することが私の主な担当業務です。
現在は内閣府が推進する「スマート物流サービス」にも一部参加しています。これは現在、各物流企業が個別に管理・運用しているデータを一元化するなどして、より効率的な物流を実現するという国家プロジェクトです。その基盤となるシステムの一部に、私たちが提供する製品が組み込まれているんですよ。
Q.仕事をする上で大切にしていることは?
塾講師のバイトで学んだ「困りごとをグループ化しない」ということ。
日頃の業務では「お客様の困りごとをグループ化しない」ということを心がけています。きっかけは学生時代、塾講師のアルバイトをしていた時に同じ部分がわからないという2人の生徒が私のもとに相談に来たことでした。1人目の生徒に教えた方法で2人目にも教えたところ、なにやら首を傾げたままです。そこでどの部分がボトルネックなのかを詳しく聞き込んだところ、引っかかっているポイントが微妙に違ったんですね。私はハッとしました。知らず知らずのうちに、この2人を「同じ悩みを持つ生徒」と勝手に一括りにしていたことに気づいたからです。
こういうことは仕事でも起こりえます。日々の忙しい業務の中では、違うお客様から同じような要望が寄せられた時に「こういう要望にはこのサービス」という型にはまった対応になってしまいがちです。よくよく中身を精査すれば、それぞれ求められることがまったく違うかもしれません。このことを常に忘れず、顧客の声を正しく捉え、必要な解決策を個別に提案できるような技術者になりたいと考えています。
Q.仕事のやりがい、面白みとは?
多種多様な開発を経験でき、幅広い技術領域に詳しくなれる。
私は入社6年目ですが、これまでにさまざまな業務に携わってきました。「去年と今年でやっていることが全然違う!」なんてことも珍しくないキャリアです。部署や業務が変われば使う技術や言語も当然変わりますので、新しいことをどんどん覚えられるのが楽しいですね。このあたりは幅広い顧客、幅広い技術領域をもつ会社ならではといえる特徴だと思います。
もうひとつは、意見が言いやすく、それが採用に値するものであれば反映してもらえるという点。私は仕事のやり方やプロジェクトの進め方について疑問を感じたら、自分なりの改善策を伝えるようにしています。これまでに「それいいね、やってみよう」と採用されたことも多くあります。「この工程、不要じゃないかな?」「こっちのやり方のほうがうまくいくのに」と思っていても、言えないままズルズルとやり続けるのって、自分にとってもチームにとってもあまり良くないじゃないですか。年齢やキャリアに関係なく優れた考えやアイデアを尊重してくれるので、積極的にプロジェクトに参加できています。
Q.「配慮はするが遠慮はしない」社風を感じるのはどんな時?
普段は皆と同じ仕事を任され、必要な時に必要なだけの配慮を。
私は難聴ですが、補聴器を使えばある程度聞き取れることも手伝ってか、配属当初から他の同僚とまったく同じ仕事に携わってきました。障がいのあるなしに関わらず「この仕事ができる」と判断されればしっかり任されるので、逆に「これ私一人でやるの?」と感じたこともあるくらいです(笑)。
普段一緒に仕事をしていない方たちと打ち合わせをする機会も多くあります。その際に声の相性といいますか、この人の声は聞こえるけど、この人の声は聞き取りにくいということが時々あるんですね。そのことを伝えないまま打ち合わせに入ると、参加している方々に悪い印象を与えてしまうかもしれません。ですので、私は「耳が悪いので聞き返すことが多いかもしれませんが、お願いします」と事前に伝えるようにしているのですが、どの方も面食らうことなくすんなり「わかりました」と言ってくれます。同じチームのメンバーは私が「ん?」って顔をすると自然にサポートをしてくれますし、全社的に他者への配慮は当たり前という雰囲気があるように感じますね。
職場仲間からの応援メッセージ
新しく仲間になる人たちへのメッセージ
M.Shirai2018年入社/IT関連職
正社員
聴覚障がい
休日の過ごし方
ドラマを見てリフレッシュ!資格取得にも挑戦しています。
コロナ前は友人とよく旅行に行きましたが、それが難しくなってからは動画配信サービスを利用することが増えました。はじめは「韓国ドラマが流行っているけど、本当に面白いのかな?」と半信半疑でしたが、見事なドはまりぶりです(笑)。その他には簿記の資格取得に向けた勉強を始めました。現在の仕事には直接関係ありませんが、時々は仕事を離れることもリフレッシュにつながるのかなと考えています。
Q.富士通を選んだ理由は?
私と同じ障がいのある社員が活躍していたから。
就職活動を始めるにあたり、私には心配事がありました。聴覚障がいがあるがゆえに任される業務の範囲が限られてしまうのではないか、そもそも皆と同じような仕事が私にできるのか、といったものです。
いくつかの会社説明会に参加し、どこの会社も人事の方が丁寧に教えてくださるのですが、「入社したらどんな日常が待っているのか」という一番知りたいことをなかなか知ることができませんでした。
富士通の会社説明会が他社と違ったのは、会場に私と同じ聴覚に障がいがある社員の方が参加していたこと。その方の話を聞くうちに普段の仕事ぶりや、オフィスでの過ごし方などリアルな風景が伝わってきました。それだけでなく、障がいの有無に関わらずさまざまな部署・業務に配属されることも知ることができました。
その他にも、私たちの暮らしを支える多くのシステムやサービスを手がけていることも魅力でした。中でも驚いたのは稲作を管理するシステム。「富士通ってこんなことまでやっているんだ!」と事業の幅広さに感嘆し、自分も社会に役立つ仕事がしたいと思えたことも決め手の一つです。
Q.現在のお仕事は?
5万人が使う業務システムをより良いものに。
入社4年目の現在は、主にプロジェクトマネジメントシステムの開発に携わっています。これは富士通社内で行われているさまざまな開発プロジェクトの進捗状況や人員、品質などを一元管理するシステムで、社内外およそ5万人の方々が登録・利用しています。このシステムの部分改修や新機能追加などが私のメイン業務で、社内の関連部署からの要望を受けてRubyやJavaなどを使い実装しています。
私が先日担当したのは、メンバー管理機能の実装です。大きなプロジェクトでは数百名を超える方々が長期間にわたり開発に取り組むので、途中で抜けたり参加したりする人が出てきます。この入退室の管理方法を新しくすることで、機密漏えいなどセキュリティ面でのリスクを低減できないかという依頼でした。具体的には、退出手続きをせずに一定期間が経つと自動でロックがかかる機能を追加するというものでしたが、経験者が社内にいなかったため技術的な壁に何度もぶつかりました。はじめてのことばかりで苦戦しましたが、専門書やWEBで調べたりチーム内で話し合いながらなんとか成功にこぎつけました。
Q.仕事をする上で心がけていることは?
つくり手本位の開発ではなく、使う側視点での開発を。
設計時に大切にしているのは、使う人の目線になりきるということ。日々のコーディング業務に追われていると、ついついつくり手主体の考え方になってしまうことがあります。その結果、使いづらいものになってしまい「欲しかったものと違う」ということにもなりかねません。
この姿勢を変えないといけないと考えるようになったきっかけは、入社1年目の終わりに担当した案件でした。自信満々で提案したものが「このパターンは考えてる?」と自分には押さえられていなかった観点をいくつも指摘されました。自分自身ではよく考えたつもりでいたのですが、現場での使用状況を理解できておらず大いに反省しました。先ほどのプロジェクトマネジメントシステム改修ではこの教訓を活かしました。要望に応えるだけでなく「こういう時にもロックされるべきでは?」「逆にこういう時にロックされたら困るのでは?」といった条件を洗い出して追加提案したところ、確かにそうだねと認められて採用されました。
使う人から「前より良くなった」「使いやすい」と喜ばれるものをつくりたい。そう考え始めてから、仕事が面白くなり、任される業務も増えてきました。
Q.「配慮はするが遠慮はしない」社風を感じるのはどんな時?
「こうすればできる」という環境を整える。
確かに入社当初は不安もありましたが、上司を始めとした周囲のメンバーが私の困り事や意見に耳を傾けてくれ、必要に応じて環境を整えてくれているので、現在は自分の持つ力を発揮できています。
例えば、配属当初の会議では、話し合われている内容が聞き取れず困ることもありましたが、上司やプロジェクトリーダーに相談しながらこれまでさまざまな方法を模索してきました。そして現在は文字起こしツールの導入により、私も他のメンバーと同じ様に会議に参加できるようになりました。これは会議の音声データをリアルタイムにテキスト化するというもので、有料ツールでしたが「一度試してみよう。便利なら今後社内で標準化するといいよね」と上司が導入を推進してくれたんです。
障がいを理由に任せないと判断せず、「どうすればできるか」を考えるのが当たり前の風土です。だから、もちろん他の社員と同じ仕事を任されますし、そこで成果を出せなければ同じように力量不足を指摘されます。日々の業務で遠慮を感じたことはありませんね。
職場仲間からの応援メッセージ


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